『星が果てても君は鳴れ』は長山久竜による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は咲の字。。「電撃文庫」(KADOKAWA)から発売。
「見つけてあげるわよ。正しい音色の、奏で方」他者の影が纏うノイズに侵され、命を絶とうとした俺の前に、突然そいつは現れた。元国民的女優の、星宮未幸。素顔は勝気で、時々猫かぶりで…そして、未来が視える少女。俺の自殺を止めるため始められた、奇妙な同棲生活。過去の傷を優しく上書きするような日々には、小気味よい音色が鳴り始めー。だけど、俺は何も知らなかったんだ。あいつが走り続けた意味も、その足を止めてしまった理由も、未来に隠したたった一つの悪戯さえも。これは、過去と未来を乗り越える別れの青春譚で、そして、悠久の時を超えても響き続ける愛の物語。第30回電撃小説大賞銀賞。