『推し活に励む底辺冒険者、毎回レア素材を貢いで実力者をざわつかせる』はフーツラによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はなたーしゃ。「ドラゴンノベルス」(KADOKAWA)から発売。
配信魔法により、タブレットという魔道具で騎士団や魔法団の活躍が見られるようになった世界。 視聴者たちは、画面の中で活躍する騎士や魔法師にギフトを贈るようになり、それは「推し活」と呼ばれた。 主人公のロジェは、地位や名誉、生活環境や食生活にまったく興味がない万年F級冒険者。 唯一の生きる糧が、「通りすがりの冒険者」の別名で行う、「白蘭魔法師団」の新人魔法師エルルへの推し活だった。 『通りすがりの冒険者さん。ありがとうございます。ギフト開けますね』 「うぉぉぉぉおおおお!! 名前を呼ばれたぁぁぁああああ!!」 ロジェがエルルに贈るのは、白龍の爪から削り出した櫛や、水の精霊石の小瓶に入れた化粧水などの、伝説級のレア素材を使った一点ものばかり。 その貴重さを知ったエルルは、「通りすがりの冒険者」に興味を持ち、会いたいと思うようになるが……。 推しのお礼に絶頂失神! 推しこそが我が人生! 第一章 推し活に生きる男 / 第二章 魔王の気配 / 第三章 帝国の影 / エピローグ