『雨が降ったら』は寺地 はるなによる日本の小説(ライトノベル)作品。
子どものころ想像していた大人にはなれなかった。 でも想定外の人生は、 連続ドラマの続きを待つようでわくわくするーー。 「これから先」の人生が楽しみになる、著者の最高傑作! 夫の浮気で離婚し、古いアパートで独り暮らしをする初佳、48歳。 子どもたちは独立し、収入は決して高くない。 将来に不安がないわけではないが、 自分が選んだものだけに囲まれた生活は思いのほか幸福だ。 ある日雨に降られて入った『わかば洋傘店』で、 60代すぎと思しきパンクな恰好の女性店主に、 「雨が降ったら傘をさせ」という言葉と 店名が大きく入った傘を貸してもらいーー。 恋人と別れて以来、ひとりでUSJに行くことを満喫している杏子。 むかしから「誰か」のではなく自分名義の家がほしかったみつほ。 育児と家事とパートに忙殺され、 「ちゃんと幸せなはずなのに」と葛藤する苑美。 最愛の母を亡くし、心の置きどころのない美禰子。 さまざまな境遇の40代女性たちの「これから」を痛快に描き出す連作短編集。