『霊樹界』は岬兄悟による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は佐竹美保。「富士見ファンタジア文庫」(富士見書房)から発売。最新刊は3巻
トナルの森の墓場から蘇った青年-。彼は精霊人の呪術師ペペによってパンタ・トナルと名づけられた。パンタが目覚めたこの世界は"霊樹界"という異界であった。ここで蘇った者は"樹界参入者"と呼ばれ、"円の向こう側の世界"へ転生するための"枝"を求め旅立たねばならないのだ。この"霊樹界"では生まれたばかりの赤子のように無防備なパンタ。彼は守護精霊"影の豹"に見守られながら旅を続ける。そしてパンタはひとりの美しい少女と出会った...。岬兄悟が新境地に挑む、魅惑の幻想冒険ファンタジー。書き下ろし新シリーズ第一弾。
-まったく、どこ行ってしまったんだ、あいつは。パンタはひとり荒野をさまよっていた。旅の連れの少女ミミリとはぐれ、彼女の残した臭いを探しながら...。パンタは、彼の荷物を狙って来た盗人ゲロロから、ミミリらしい人物をヤップという町で見かけたとの情報を得た。だが、そこは"樹界参入者"をモノとして扱う異常な町だというではないか。ミミリは"参入者"ではないが、見た目はこの"霊樹界"に住む精霊人とは明らかに違う。彼女の身が危ない。ヤップ町へとやって来たパンタが目にしたのは、想像をはるかに越えた異常な光景であった-。斬新なイメージあふれる異色の冒険ファンタジー。堂々のシリーズ完結編。
▼ 情報(Information) |
著者 | : | 岬兄悟 | イラスト | : | 佐竹美保 | 出版 | : | 富士見書房 | レーベル | : | 富士見ファンタジア文庫 | ISBN(1巻) | : | 9784829124369 | ISBN(3巻) | : | 9784829125731 | 最新刊 | : | 3巻 |
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