『ザ・サード』 は、星野亮の日本のライトノベルおよびそれを原作としたメディアミックス作品。原作は富士見ファンタジア文庫(富士見書房)から刊行されイラストは後藤なおであったが、短編集第7弾の「青の記憶」からきみしま青に変わった。第10回ファンタジア長編小説大賞〈準入選〉作品。
大戦という大きな戦争の代償として、世界の多くが砂漠化してしまった惑星。天宙眼(てんちゅうがん)と呼ばれる紅い第三の瞳を額に宿す人類「ザ・サード」が、大戦の再来を防ぐために現生人類の技術的進化を管理・抑制している混迷の時代。刀使い(ソードダンサー)という二つ名の所以である一振りの刀を手に、相棒である機械知性体のボギーとなんでも屋として砂漠を駆け回る少女・火乃香(ほのか)。ある日、砂漠の真っ只中での野営中に戦車のレーダーが反応。示された場所には鮮やかな金髪と透き通るような緑の瞳を持つ青年・イクスがいた。彼との出会いにより、火乃香は運命とでもいうべき時代の大きな奔流に巻きこまれていく。
エンポリウムから車輌で数日分の距離を隔てた地点に、一輌の砂上戦車が停まっていた。砂漠行の帰還途上、日が暮れて充分に冷えた車内では、なんでも屋の少女・火乃香と、相棒で金髪の青年・イクス、機械知性体のボギーが、束の間の休息を取っていたが-。「いるね-たぶん」その時火乃香は、謎の男の襲撃を受けた!長さ五十センチの金属針で心臓を貫かれる火乃香。奇怪な特性を持つ針は、即座に生命を奪うことなく彼女の体内へ完全にその姿を没し、いつ訪れるとも知れない死の恐怖で火乃香を疲幣させていく...。男の目的は!?火乃香に最大の危機が訪れる。
▼ 情報(Information) |
著者 | : | 星野亮 | イラスト | : | 後藤なお,きみしま青 | 出版 | : | 富士見書房 | レーベル | : | 富士見ファンタジア文庫 | 刊行期間 | : | 1999年3月号 - 中断 | ISBN(1巻) | : | 9784829128633 | ISBN(10巻) | : | 9784829137147 | 最新刊 | : | 10巻 |
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▼ 言語(Language) |
Deutsch | : | The Third | Русский | : | The Third |
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