『週に一度クラスメイトを買う話』(しゅうにいちどクラスメイトをかうはなし)は、羽田宇佐による日本のライトノベル。「カクヨム」にて2020年2月から連載され、書籍版が富士見ファンタジア文庫(KADOKAWA)にて2023年2月から刊行されている。イラストはU35が担当している。略称は「週クラ」。
宮城は週に一度、クラスメイトの仙台に五千円を払う。五千円は仙台の三時間を買うためのもので、宮城は彼女に命令をする権利を得る。スクールカースト下位の宮城と上位の仙台。学校で交わることのない二人は、そういう契約で放課後を一緒に過ごしていた。宮城がする命令はその日の気分で決まり、仙台は逆らうことができない。ある日の放課後、宮城は仙台を自分の部屋に呼び出し、いつもはしない命令をする。
ルームメイトとは言えないことをしたあの日から、宮城が家に帰ってこなくなった。行先は分かっている。捕まえに行くべきだとも思う。それなのに、あの日宮城に触れて自覚してしまった”認めたくない感情”が、私の足を重くする。本当に、宮城はいてもいなくても私の感情を左右する、面倒くさいヤツだ。
早く帰った方がいい。それは分かっているはずなのに、帰らずにいた時間が仙台さんへの会いにくさを加速させている。その一方で『仙台さんは今日どう過ごしたのだろう』なんて考えているのもまた事実で。自分で作った距離は自分で縮めなくてはいけないーー分かっているけど、今日も私は帰れそうにない。
▼ 情報(Information) |
著者 | : | 羽田 宇佐 | イラスト | : | U35 | 出版 | : | KADOKAWA | レーベル | : | 富士見ファンタジア文庫 | 刊行期間 | : | 2020年2月5日 - | ISBN(1巻) | : | 9784040748788 | ISBN(6巻) | : | 9784040757735 | 最新刊 | : | 6巻 |
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▼ 言語(Language) |
Japanese | : | shuuni ichido kurasumeitowo kau hanashi |
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