『インポッシブル・ハイスクール』は、葛西伸哉による日本のライトノベル。イラストは了藤誠仁が担当。2009年、MF文庫J(メディアファクトリー)より刊行。
高校の改革をもたらすために高校新法が可決され、個性的なカリキュラムを持つ高校が乱立するようになった現代日本。各校で起こる問題を解決すべく設立された学生自治組織「キャビネット」に所属する秋月凱は匿名の情報から清恋学園の内部で行われている不正の事実を調査すべく、学園に転入生として潜りこむことになった。しかし恋愛が優遇される校内では調査が進まず、不運にも不良に絡まれてしまう。事を荒立てずに対処しようとする凱だったが、そこに「正義の味方」を自称する少女・春日部弐華が現れる。あっさりと不良を撃退した彼女となし崩し的に協力することになってしまう。
"個性的な学校"で起こるトラブルを内々に解決する組織"キャビネット"。そのエージェントである凱と弐華は、映画を教える聖林高校に潜入していた。しかし特別講師として弐華の両親が現れたり、女優の対談相手として凱の妹・獲が呼ばれたりと、隠密捜査は大ピンチ!それでもなんとか素性を隠して学校生活を送っていた二人だったが、肝心のトラブルが全く見つからない。そんな時、学校に侵入する多数の影があった。その手には凶器、その目には狂気を滲ませた、黒ずくめの集団が...。ありえない学校を舞台に繰り広げられるノンストップ・スクールアクション、戦慄と驚愕の第三弾!!そして二人は、最悪の"敵"と対面する-。