『穢れ聖者のエク・セ・レスタ』は新見聖による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はminoa。「MF文庫J」(KADOKAWA / メディアファクトリー)から発売。最新刊は3巻
天より与えられし無双の兵器「輅機」の力で世界征服を目論むフィガロ魔皇国。その圧倒的な武力を前に祖国を滅ぼされた亡国の皇子シリュウ・スィグアは、魔皇国の侵略戦争の最前線に立たされながらも、一切の戦功を認められない不遇の日々を送っていた。復讐に燃えるシリュウ。そんな彼の野望を見抜いたのは"聖女"と称えられる義妹エトラだった。「さあ、お義兄様、共に末短き未来を歩んでいきましょう」-その復讐に幸いと災いのあらんことを願う兄妹が"神代の詩を"詠う刻、絶望へとつながる叛逆の扉が開かれた。新時代の幕開けを告げるリベリオン・サーガ、降臨!
クーデターに端に発した騒動のなかでフィガロの系譜の実力者たちを葬り、残る復讐のターゲットは絶対皇帝オルドネスと皇太子となったゼウルのみ。シリュウとエトラは最凶にして最大の敵オルドネスへの復讐の機会を探る中で、シリュウの故郷スィグアを統治することになったゼウルが、スィグア人たちの処刑を断行することを知る。親友ゼウルと故郷スィグアへの相反する情念に苦しむシリュウに対し、義妹エトラはどんな運命を迎えても彼と共に不幸になることを望む自身の気持ちを打ち明け、背中を押す。避けられない盟友との決戦、全てを嘲笑う皇帝オルドネスの暗躍に怯まず、シリュウとエトラの「神代の詩」が発動する。リベリオン・サーガ、終極の第三幕!