『非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが……』(ひオタのかのじょがおれのもってるエロゲにきょうみしんしんなんだが)は、滝沢慧による日本のライトノベル。イラストは睦茸が担当している。第28回ファンタジア大賞にて金賞を受賞した。受賞時のタイトルは「非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが」。ファンタジア文庫(KADOKAWA)より2016年1月から2019年7月まで刊行された。草壁レイによるコミカライズ版が月刊ドラゴンエイジにて連載され、著者監修によってIOSYS制作のノベルゲームが公開された。
主人公・小田桐一真はなによりもエロゲを好む高校一年生。コミュ障でぼっちなエロゲオタクでクラスカーストでもほぼ最下位だったが、内心では「エロゲを語り合えるような彼女が欲しい」と考えていた。ある日、同級生のヒロイン・水崎萌香から告白される。学校一の秀才で超絶美少女の想いを蹴る理由はなく、「なぜ自分を?」と困惑しながらも告白をOKする。その後、萌香は「一真のことをもっと知りたい、一真の一番になりたい」と彼とプレイしたエロゲのシチュエーションを真似て迫ってくるようになる。やり過ぎなくらいの積極さに嬉しくも恥ずかしさを覚える一真だったが、クールな彼女が見せるたくさんの表情を見る内に好意を抱くようになっていった。しかし萌香の家を訪ねた際に「私のどこが好き?」と問われ、答えることができない自分に気づいてしまう。理由はいくらでも思いつくが、結局は「都合のいい超絶美少女だったから」で片づいてしまう内容に過ぎなかった。更には萌香が自分を好きになった理由が「中学三年生の時、痴漢から助けてくれた(一真は覚えていない)」からというものだった。一真はそんな萌香に痴漢モノの凌辱エロゲをプレイさせてしまっていた。自己嫌悪に駆られ萌香を避けるようになってしまい、姉の一葉に相談したところ「エロゲに罪はない」と言われ、原点回帰も込めて今の自分を形作ったエロゲをプレイし始める。選択肢を間違えてBADエンドになった際に「もう一度初めから」やり直すことを考え、萌香を呼び出して今の関係を終え、もう一度初めからやり直させてほしいと頼み込む。萌香も承諾するが「自分たちの始まりは告白をしたところから」ということで、飽くまで彼氏彼女の関係は継続したままのリスタートとなった。
萌香が記憶喪失になった!? 一真との関係を取り戻すため交際模様を再現するけど......「私、こんなはしたないことしてたの!?」優等生に戻った萌香は赤面困惑。やっぱり無理かも......って、それでも頑張るって!?
▼ 情報(Information) |
著者 | : | 滝沢 慧 | イラスト | : | 睦茸 | 出版 | : | KADOKAWA | レーベル | : | 富士見ファンタジア文庫 | 刊行期間 | : | 2016年1月20日 - 2019年7月20日 | ISBN(1巻) | : | 9784040708218 | ISBN(11巻) | : | 9784040732350 | 最新刊 | : | 11巻 |
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▼ 言語(Language) |
Japanese | : | hiotanokanojoga orenomotteruerogeni kyoumishinshinnandaga...... |
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