『鉄球姫エミリー』(てっきゅうきエミリー)は、八薙玉造による日本のライトノベル。イラストは瀬之本久史が担当している。スーパーダッシュ文庫(集英社)より2007年9月から2009年5月まで刊行された。第6回スーパーダッシュ小説新人賞大賞受賞作。
ラゲーネン王国第一王女の鉄球姫ことエミリーは、弟王との玉座を争う戦いを避けるために辺境の地に身を置き、女中や護衛と戯れる何一つ不自由のない生活を送っていた。しかし、そんなエミリーのもとに弟王派筆頭のノーフォーク侯爵家当主ジョゼフが、刺客として4人の亡霊騎士を送り込む。護衛騎士や装甲侍女は次々と討ち取られ、女中や使用人は虐殺されていく。エミリーと装甲侍女のセリーナは何とか生き延びたものの、セリーナが重傷を負ったために身動きが取れなくなってしまう。捕らえられた影武者のジュディは拷問に耐えられず、自分が影武者であることを白状した後に殺害され、亡霊騎士は周辺を捜し回る。窮地に陥ったエミリーは、起死回生の反撃を試みるべく亡霊騎士が待ち受ける屋敷へ向かう。
ヴィルヘルミーネ率いる暴竜鉄騎兵を撃退したエミリー。しかし、ヴィルヘルミーネは大兵力をもってラゲーネン王国最後の砦、河岸要塞を包囲した。繰り返される国土への攻撃に、ラゲーネン王国は決断を迫られる。戦と陰謀に散った者たちの想いを継ぎ、己の手が届く者たちを失わぬために、エミリーは決戦を決意、グレンやセリーナたち、共に歩んできた者たちも様々な想いを胸に戦いへ赴く。ここに『鉄球姫』エミリーと『血風姫』ヴィルヘルミーネの戦いの幕が上がる!新人賞大賞受賞の重装甲ファンタジー、堂々の完結。
▼ 情報(Information) |
著者 | : | 八薙玉造 | イラスト | : | 瀬之本久史 | 出版 | : | 集英社 | レーベル | : | スーパーダッシュ文庫 | 刊行期間 | : | 2007年9月25日 - 2009年5月22日 | ISBN(1巻) | : | 9784086303750 | ISBN(5巻) | : | 9784086304863 | 最新刊 | : | 5巻 |
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