『ひきこもり姫を歌わせたいっ!』は水坂不適合による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は有坂あこ。「ガガガ文庫」(小学館)から発売。
青春は歌うことと見つけたり! 高校三年生の蒼山礼人(あおやまらいと)には夢がある。ロックバンドの甲子園で優勝し、世界的なボーカリスト、そしてソングライターになること。しかし、彼には致命的な弱点があった。それはバンドメンバーにもあきれられ、ライブハウスからは出禁をくらうレベルの下手すぎる歌......。 そんな状況にも腐らず、練習の日々を送る礼人は、ある日『ひきこもり姫』と呼ばれている少女、灯坂遙奈(ともさかはるかな)と出会う。過去のトラウマから周囲との交流を避けるひきこもりの少女。しかし、彼女にはある長所があった。それは礼人の胸を打ち、きっとこの世の誰をも魅了する魔法の歌声。必死の勧誘もむなしく、はっきりと断られてしまう礼人だったが、それでも諦めず、遙奈に声をかけ続ける。 「灯坂が歌ってくれたら、絶対すげぇライブができる」「......本気で言ってますか?」「本気も本気だけど――俺はさ、人間はなりたいものになれるって思うんだ」 ゲスト審査員に「BLACK LAGOON」の広江礼威先生を迎えた、第11回小学館ライトノベル大賞でガガガ賞を受賞!何者でもない少年少女たちが叫ぶ、不器用だけどまっすぐな青春ロックバンドストーリー開演! 【編集担当からのおすすめ情報】 第11回小学館ライトノベル大賞・ガガガ賞受賞作は、不器用だけどまっすぐすぎる青春バンド小説。そして、ガガガ文庫が送る夏の青春物です! イラストはTVアニメ「正解するカド」でキャラクター原案を手がける有坂あこ先生! 新進気鋭の強力タッグでお送りします!