『とりかえ花嫁の冥婚 偽りの公主』は貴嶋 啓による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はすがはら竜。「講談社X文庫」(講談社)から発売。
しっかり者の汪黎禾は商家の娘。弟が作った二千両の借金を返すため、悪名高い藩王・武州王の息子のもとへ嫁ぐことになった。が、花婿はすでに故人。この縁組はいわゆる死者との結婚――「冥婚」だった。覚悟の上で輿入れを決めた黎禾だったが、花嫁道中で意に反して小間使いの橙莉と入れ替わったり、野盗に襲われた先で皇太子・隆翔に助けられたりするうち、永く行方不明だった帝国の姫君と間違われてしまい!?