『無能英雄のリベンジサーガ』は椿博太による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はもっつん*。「講談社ラノベ文庫」(講談社)から発売。
遙か昔。大陸に一人の英雄が現れ、跋扈していた魔物を滅ぼし、人々をその脅威から救った。それから時は流れ、現在。滅ぼされたはずの魔物は復活し、再び人々を脅かしていた。そんな中、英雄の証・聖印を持つ少年マナトが発見される。英雄、再誕す――生まれ変わりとしてもてはやされるものの、伝説の剣は抜けず、精霊術も発動せず......力の片鱗が見られないまま、三年の月日が流れた。マナトは人々に『無能』と蔑まれながら、いつか来る明日を信じ、辛い日々を耐えていた。しかし突然現れた、伝説の剣を抜いた本物の英雄。それにより命運が尽きたマナトの心は、静かに黒く冷えていく――。 「......望みは、何?」これは、無能と呼ばれた少年の逆襲譚。