『悪女 愛のためなら悪女にもなれる』は槇原まきによる日本の小説(ライトノベル)作品。「エタニティ文庫・赤」(アルファポリス)から発売。
有力政治家の娘として生まれた白花は、父の後継者となる男と政略結婚が決まった身。八歳上の幼馴染で父の秘書でもある巧に想いを残したまま、お嫁にいくことになったのだ。しかし婚礼前夜、白花は意を決して巧にお願いする。「初めての男(ひと)になってほしい」、と。そして、想いを遂げた翌日から待っていたのは、夫とその愛人にいびられる屈辱的な毎日だった。そんな生活から白花を救ってくれたのは、他でもない巧で......。「惚れた女に不幸にされるなら本望だよ」白花の躊躇いごと呑み込むように、熱く甘く唇を奪う巧。二人は抗いがたい激情に溺れ、世間から後ろ指をさされても、この愛を貫くと誓う――。人気作家の新境地! ハードでインモラルな純愛譚。