『俺は星間国家の悪徳領主!』(おれはせいかんこっかのあくとくりょうしゅ)は、三嶋与夢による日本のライトノベル。イラストは高峰ナダレが担当している。 小説投稿サイト『小説家になろう』にて2018年8月から連載を開始。当初の題名は「星間国家が存在する異世界に転生したので悪徳領主を目指してみた!」、改題は第2章で触れられている。Web小説をもとに内容を加筆・修正を加えた書籍がオーバーラップ文庫(オーバーラップ)より2020年7月から刊行されている。また、メディアミックスとしてコミカライズされ、Webコミックサイト「コミックガルド」より2021年5月から連載開始され、アプリ「コミックガルド+」のリリース後はそちらで最新話を掲載している。「次にくるライトノベル大賞2021」では総合部門5位、Web発文庫部門1位をそれぞれ獲得している。
主人公は、転生前の世界で妻から手ひどい裏切りを受け、絶望の中で最後を迎える。臨終の間際に謎の案内人の誘いのまま異世界へ悪徳領主となるため転生する。転生先は封建制度をとった星間国家アルグランド帝国で、バンフィールド伯爵家の嫡男リアム・セラ・バンフィールドとして転生するもわずか5歳で父親より家督を譲られてしまう。バンフィールド家は祖父の代から贅沢三昧で財政的に傾いており、リアムの父は5歳になる息子に仕送りは忘れないでとの一言を残し、家督を譲り首都星へ隠居(という名の放蕩生活)してしまう。取り残されたリアムは、自らの乳母として購入されたアンドロイド天城の力をかり、バンフィールド家の財政・軍の立て直しを図る。また、怪しげな剣の師匠安士(ヤスシ)から一閃流の免許皆伝を受け最強の剣士となる。領地の立て直しもある程度進んできたところで、バンフィールド領はゴアズ海賊団の襲撃を受ける。これを一閃流の力で見事撃退したその際、「姫騎士」ティアを助け出し彼女は自ら望んで、リアムの騎士となる。