『京都伏見のあやかし甘味帖 日吉の神、賀茂の陰陽師』は柏てんによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は細居美恵子。「宝島社文庫」(宝島社)から発売。
累計23万部突破! 京都×和菓子×あやかしの大人気シリーズ、最新刊! 不動産屋に就職した小薄(おすすき)は、古い京町家に取り憑いている化け物の正体を解き明かしてほしい、と依頼を受ける。しぶしぶ現場へ向かうと、庭には朽ち果てた祠があった。そこから姿を見せたのは、強い怨念を持つ、女の姿をした神だった。れんげは蛇に締め上げられたような痕を首につけられ、またしても厄介事に巻き込まれてしまう。関係のありそうな日吉神社へ向かうれんげであったが、大した収穫はなし。困り果てて晴明神社を訪ねると、稀代の陰陽師・安倍晴明が、いつになく歯切れの悪い調子で、「賀茂の神社を訪ねよ」と言ってきて......。京都に遺された悲しい歴史をひもとく、恋とあやかしと甘味の不思議物語、第7弾!