『その勇者はニセモノだと、鑑定士は言った』は囲 恭之介による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は桑島 黎音。「電撃文庫」(KADOKAWA)から発売。
かつて異世界“ニッポン”より訪れし勇者が闇の軍勢を退け、七王国を救い賜うた世界。今、再び闇が蠢き出したと噂される中、世界各地では新たなる勇者を自称する、「オレ勇者詐欺」が横行しているという......。「どうしても、あなたに鑑定していただきたい品があるの! 勇者様の伝説に誰よりもお詳しいと聞いています」 有能な鑑定士でありながらも根無し草の旅を続けていたダウトに持ち込まれた依頼は、「勇者の真偽を鑑定してほしい」というもの。神官見習いの少女ノーリーンが言うには、“ニッポン”から来た勇者である証拠を持つ冒険者が教団を強請っているのだという。 巷を騒がす勇者の正体は本物? それとも詐欺師? 虚実を暴く異色のファンタジーコメディ。