『双子探偵ムツキの先廻り』はひたきによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は桑島 黎音。「電撃文庫」(KADOKAWA)から発売。
探偵あるところに事件あり。一世を風靡した名探偵・睦月紫月。その華麗なる探偵一族『睦月家』は、ある時から殺人事件を呼び寄せる“死神”と忌み嫌われ――そして表社会から消えた。 それから数十年。睦月を名乗る双子、青士と赤音は今日も死体の前に立ち尽くす。「すでに証拠は撮ってある。こんなこともあろうかとな」「んじゃ、いつものようにサクッと解決しちゃおっか。この名探偵赤音ちゃんが!」 超天才&超心配性の兄・青士と、能天気な妹・赤音。二人は行く先々で事件が起きてしまうご先祖様の《体質》を受け継いでいたのだ! 殺人事件? ご安心を。それならば事前に準備をしよう。カメラ、盗聴器なんでもござれ。反論する奴には証拠を突きつけろ。それは掟破りの《先廻り探偵》の誕生で――!?