『母をたずねて、異世界に。』は藤原 祐による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はしの。「電撃の新文芸」(KADOKAWA)から発売。最新刊は5巻
森の中でスローライフを送る、ハタノ家の夏が終わろうとしている。 暑い盛りも過ぎたということで、竜族の里へバカンスに! スマホで風景を撮影したり、お刺身を食べたり、水着で海遊びをしたり。 のんびり楽しく夏を満喫した後、家に帰ると新たな出会いが。 なんと、羽の生えた小さくて可愛らしいーー妖精さんたち!? とても不思議な存在だけど、父と母、子供たちからなる彼らもまた 僕らと同じ『家族』だった。 つまり我が家と同じように、幸せを掴むために乗り越えるべき問題があるってこと。 だけど解決のお手伝いをする中、僕は思いもよらない事態に向き合うことになる。 それはこの世界の成り立ち、地球との関係、そして僕自身のーー。 父さん、僕、あなたの息子に生まれてきてよかった。 いま改めて、そう思うんだ。