『猫の目を借りたい』は槇あおいによる日本の小説(ライトノベル)作品。「双葉文庫」(双葉社)から発売。
30歳の島村千鶴は、倒れて入院した叔父の桔平からしばらく家に住んで飼い猫・ユキの世話をしてほしいと頼まれる。なんとユキにはあの世とこの世を繋ぐ能力があるという。死者はユキの身を借り、その目に姿を現し、ユキが瞬きを7回する間、大切な誰かと対面することができる。突然死した老弁護士が妻と。殉職した消防士がたったひとり残した妹と。毒親に育てられた男が、実の母のように接してくれた大家さんと。それぞれの心残り解消のために、叔父から〝 仲介役〟を引き継いだ千鶴が奮闘する! 書き下ろし感動ストーリー。