『婚約破棄までの10日間』は小鳩 子鈴による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はすずむし。「角川ビーンズ文庫」(KADOKAWA)から発売。
目が覚めると、エレナ・ボールダーの世界はすっかり変わっていた。目の前の美しい子爵・オスカーに「10日後に婚約破棄する」と告げられても、婚約なんてした覚えもない。聞けば、記憶を失う前の自分は、傲慢と悪名高い人物だったらしく――「エレナ、いいところがないですね」「本人である君に同情されるのは複雑なのだが」婚約者として最後の10日間、ふたりの関係は次第に変化していき――記憶喪失から始まる恋物語。