『紅国後宮天命伝』は綾瀬ありるによる日本の小説(ライトノベル)作品。「アルファポリス文庫」(アルファポリス)から発売。
行方不明になった異母兄を探すため、道士見習いとなった花琳。師匠である桜綾の破天荒さに振り回されつつも懸命に暮らしていたある日、彼女たちに亡霊祓いの依頼が持ち掛けられる。依頼してきた哉藍いわく、皇太子妃選びのため特別に妃候補も招き入れた後宮で、亡霊を見たと怯える者が続出しているのだという。皇太子の直属の部下だった異母兄の手がかりも掴めるのではと、花琳は妃候補のふりをして後宮に入り込むことを決意する。桜綾や哉藍の手を借りて、花琳が辿り着いた亡霊騒ぎの真実とは――