『虐げられた無能の姉は、あやかし統領に溺愛されています』は木村真理による日本の小説(ライトノベル)作品。「アルファポリス文庫」(アルファポリス)から発売。
家では虐げられ、女学校では級友に遠巻きにされている初音。それは、異能を誇る西園寺侯爵家のなかで、初音だけが異能を持たない「無能」だからだ。妹と圧倒的な差がある自らの不遇な境遇に、初音は諦めさえ感じていた。そんなある日、藤の門からかくりよを統べる鬼神――高雄が現れて、初音の前に跪いた。「そなたこそ、俺の花嫁」突然求婚されとまどう初音だったが、優しくあまく接してくれる高雄に次第に心惹かれていって......。あやかしの統領と、彼を愛し彼に愛される花嫁の出会いの物語。