魔女は世界に嫌われる

『魔女は世界に嫌われる』は小木君人による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はそと。「ガガガ文庫」(小学館)から発売。最新刊は3巻

少年と魔女の娘の世界を敵に回した孤独な旅 武器職人の父親と幼い妹と3人で暮らす少年ネロの平穏な日々は、国王軍の襲撃により唐突に終わりを告げる。 妹を背負い森へと逃げ込んだネロは、踏み入れたら二度と戻れない「不帰の谷」を抜け、とある古城へとたどり着く。そこで死の床に伏した魔女と、その娘・アーシェと出会った......。 魔女の存在が忌み嫌われる世界で、少年と魔女との間で交わされた約束。それは死んだ妹を生き返らせてもらうことを交換条件に、魔女の娘を安全な地へと護送することだった。魔女に恨みを持つ人々や魔獣たち、さらには魔女を戦争に利用しようとする軍隊......。 少年ネロは魔女の娘アーシャとともに、世界を敵に回すという辛く危険な旅に出る。少年と魔女の少女の恋と成長を描く冒険ファンタジー小説。

旅の終焉。覚醒の時。そして別れ―― ついに旅の目的地である旧ガルディア魔導帝国へと足を踏み入れたネロとアーシェ。そこは、魔法使いたちの呪いによって荒野と化した不毛の領域だった。皇都跡地を目指してさらに歩き続けた二人は、水と食料が尽きるころ、中継地点である“小さな古城”へとたどり着く。そこには、圧政に耐えかね国を追われた人々が寄り添うように暮らしていた......。 一方、“真実の書”を奪ったギルダという名の魔女を追う、エスタルトの軍人モーガンは、300年前にも同じ名前の魔女が存在していたことを知る。魔導帝国の皇帝となるはずだったその魔女は、帝国の滅亡とともに処刑されたという。手がかりを求め、モーガンもまた旧魔導帝国の地へと向かう。 そして、皇都跡地ではひとりの魔女が、“その時”が訪れるのを静かに待っていた......。長い道のりを経て、旅の終わりを迎えたネロとアーシェを待つのは、希望か、それとも......。 優しさと残酷さに満ちた世界を旅する少年と魔女の娘の物語、いよいよ完結。

 ▼ 情報(Information)
著者小木君人
イラストそと
出版小学館
レーベルガガガ文庫
刊行期間2013年05月16日(1巻発売)
ISBN(1巻)9784094514216
ISBN(3巻)9784094515008
最新刊3巻
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