『魔法使いの召使い』は陸凡鳥による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は魚。「ガガガ文庫」(小学館)から発売。
ただの人間です。不器用だけど頑張ります! 両親を亡くし天涯孤独の身となった少女、ビアンカのもとに届いた差出人不明の一通の手紙。それは、とある家で召使いとして働くよう彼女に促す手紙だった。わらにもすがる思いから、その手紙に書かれた手順通りに従ったビアンカは――なんと、異世界へと飛ばされてしまう! しかも、働き口を紹介されたその家は魔法使いの家だった......。日がな一日研究ばかりしている尊大で気難しい魔法使いのエルヴィンと、小言は多いが面倒見のよい家政婦のメーネ。 そんな二人のもとで暮らしはじめたビアンカだったが、生来の不器用さが災いしての失敗の連続にメーネは呆れ気味。そこで、面倒くさがり屋のエルヴィンは、自身が編纂した魔法辞典をビアンカに手渡し、一時的に魔法を使うことを“許可”するのだが、やがて彼女は魔法界全体を揺るがすような大失態をやらかしてしまう......。 人間でありながら魔法使いの召使いとなった少女、ビアンカの失敗と成長の物語。