『リビングデッド・ファスナー・ロック』は瑞智士記による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は安倍吉俊。「ガガガ文庫」(小学館)から発売。
その村では、呪いを受けた胎児は生誕を拒み、子宮で首を吊るという。母胎に己の「死」を置き去りにした赤児は、限りなく不老不死に近い存在となる-。少女の名は水祭甲。呪われた不死者「ハカナシ」にして、またの名を"血祭御前"。事件の始まりは、着ぐるみが如く加工され、腹部に「ファスナー」を縫いつけられた美しき女性の死体だった。滅びた村に伝わる忌まわしき伝承を復活させようと暗躍する異類の者たち-。闇に取り憑かれ悪を為す不死者たちを、正義の殺戮者"血祭御前"が斬って斬って斬りまくる。