『ダンジョンは努力しか勝たん』はレオナールDによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はAKiEDA。「MFブックス」(KADOKAWA)から発売。
クラス丸ごと異世界召喚に巻き込まれた主人公・龍一は有用なチート能力を持っていなかったため城から追放されてしまう。 冒険者として堅実に淡々と日々を過ごしていたある日、久々に女神の声が脳内に響き渡るーー全ての転移者のチート能力を取り上げると……。 チートに頼ることなく努力の結果身に付けたスキルだけで生き抜いてきた龍一にとって、それは別に困りもしないこと。意に介さず冒険者暮らしを続けていたのだが、一緒に召喚され、その美貌と有用なチート能力により城に残っているはずの幼馴染・トワが奴隷として売られているのを目にしてしまい、貯えの全てを吐き出しトワの身を引き受ける。 二人で暮らす家を買うため共にダンジョンに潜ったり、暮らしを彩るためのショッピングを一緒に楽しんだり、ダンジョン産の食材を使用したトワの手料理に舌鼓を打ったり……と一緒にいられなかった日々を取り戻すかのような時間を積み重ねるなか、トワの龍一へ向ける溺愛は天井知らずに大きくなる。そして、龍一もトワのために凡人ながら努力を積み上げてきた努力の原点を思い出しーー。