『ただの後方腕組転生者、うっかり勇者に拍手を送ったら黒幕扱いされる。』は森空亭による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はsinsora。「角川スニーカー文庫」(KADOKAWA)から発売。
転生者エモ・スギルは勇者の大ファンである。 陰ながら応援していた彼も、勇者が魔王を討ったその時だけは、感謝の拍手を送ろうと一歩踏み出してーー 「素晴らしい。まさかこれ程とはね」「お、お前は……?」 張りついた笑みとうさんくさい言動から、勇者に“黒幕”だと誤解され!? 国から指名手配もされて逃亡生活が始まるも、 「第二の人生はあなたに捧げますわ!」 世を忍んでいた悪役(ヴィラン)たちが次々にそのカリスマオーラに心酔! 勝手に“組織”のトップに祭り上げられ……? ただ黒幕っぽいだけのモブ転生者が、勇者(推し)と世界に絶望をもたらすーーちょっぴりダークな勘違い系ファンタジー!!