『失失失楽園殺し』は森晶麿による日本の小説(ライトノベル)作品。「MPエンタテイメント」(マイナビ出版)から発売。
最先端の研究者が集まる瀬戸内無境界大学院大学。 アカデミックな孤島に一匹のカエルの死体が現れた時、知の〈楽園〉に崩壊の足音が聞こえだす。 事件解明に乗り出した〈暗号の魔術師〉坂口庵子と〈量子神〉幻月幽香だが、二人を嘲笑うように今度は 舌を切られた研究仲間の死体が密室で発見される──。 さらにはネズミの大量死。予測不能の死、死、死……。 知の〈楽園〉は犯人の手で〈失楽園〉となるのか? すべての鍵を握るのは究極の問いかけ。 人の感情は本物か、模倣か? 暗号、量子論、美学、生成AI、流体力学、異種対話…21世紀の知の限界を突き破る境界なき天才たちが 織り成す無数の論理の糸を手繰り、黒猫シリーズの森晶麿がしかけた知の企み。 特異と驚きに満ちたミステリ、ここに開幕! プロローグ 第一章:嵐の中、国家の犬の犬の三匹が知恵の実の下一堂に会する 第二章:カエルの死、その暗号性を精査するプロセスで、量子神が降臨する 第三章:ケルビムとは誰か、またそう名付けた者は誰か? 第四章:二十九の大量死とともに失失楽園が始まる 第五章:知恵の実が落ち、果汁が地に溢れて失失楽園が終わる 第六章:観測者が崩壊を起こすとき、別解の公式が現れる 第七章:失失失楽園で、世界の終わりを目撃する エピローグ