『ディバースワールズ・クライシス』は九條斥による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はえむけー。「MF文庫J」(KADOKAWA / メディアファクトリー)から発売。最新刊は2巻
魔モノが跋扈し、人々を脅かす世界。勇者として育てられた小さな少女クロワ。しかし、魔王軍の襲撃を退けられず、クロワは己の無力さにうちひしがれそうになっていた。そんな窮地に陥った彼女の前に豪腕の少年剣士アルが現れたとき、クロワの瞳に再び火が灯る。世界を救わなければ-。「-だって、私は勇者だから」アルとともに、なおも都市へと侵攻する魔モノたちを撃ち払うなかで明らかになる魔王の真の目的。と同時、クロワは自分自身に秘められた過酷な運命と対峙することになる-少女勇者の壮大な解放バトルファンタジー作品、鮮烈デビュー。第8回MF文庫Jライトノベル新人賞にて、審査員特別賞受賞作。
クロワへの想いを秘めたアルが幾度目とも知れない救世と転移の末にたどりついたのは、クロワにその面影を見た実の妹エピカのいる"元の世界"だった。しかし、いまだ呪いが解けることのないアルが"この世界に戻れた"ということは-。一見穏やかに見えた故郷の平穏はやはり、その裏では世界に死の恐怖を蔓延させる支配者の影に怯える欺瞞に満ちたものだった...。勝てば再びこの世界から弾き飛ばされることを承知の上で、アルは彼に呪いをかけた支配者との絶望的な戦いを決意するのだが-!?壮大なバトル叙事詩第二弾。