『剣刻の銀乙女』は手島史詞による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は八坂ミナト。「一迅社文庫」(一迅社)から発売。
数多の王、数多の国、数多の信仰が混在し、そして衝突した、統べる者なき時代-世界に魔神と呼ばれる存在が現れた。数多の王たちが戦いを挑んだが、いかなる剣も魔術も魔神の体に傷をつけることは叶わなかった。人々が絶望に沈みかけたそのとき、ひとりの賢者が現れこう言った。「魔神を斬ることができる剣がある。優れた技を持つ者がほしい。私についてくる者はいないか」剣は十二本あった。十二人の王はそれぞれもっとも優れた騎士を一人ずつ送った。選ばれた十二人の騎士と一人の賢者は魔神に挑み、そして見事討ち取った。後に賢者を王として十二の国は一つとなり、十二人の騎士は円卓の騎士と呼ばれ全ての騎士の手本となった-そして、ときは今に至る-。