『ナベリウス封印美術館の蒐集士』は手島史詞による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は一色。「GA文庫」(SBクリエイティブ)から発売。
「アーティファクトに関わった者は例外なく破滅します。例外なく、です。わたくしや当館の職員も含めて例外はございません。あれは、そういったものなのです」―アーティファクト―それは、超常の力を秘め、様々な異能を発動する「魔術師が作った芸術品」。しかし、所有者には必ず破滅が訪れるという。この危険な芸術品を専門に蒐集・展覧するという特殊な美術館が存在する。アーティファクトが存在する場所に職員を派遣し、何らかの方法を以って回収するのだという。それが、『ナベリウス封印美術館』。仇を追うため、あるアーティファクトを追うヴォルフ。アーティファクトによって幽霊なような存在になったジブリル。二人は導かれるように美術館の職員となる。アーティファクトの【破壊】を望むヴォルフと、アーティファクトの【保護】を求めるジブリルは「ナベリウス封印美術館」の蒐集士として時に反発、時に協力しながら、様々な怪事件に関与し、原因のアーティファクトを回収していく。「天使を閉じ込めた鳥籠」「観る者を溺死させる絵画」「生者を虜にする棺」「死者を操る仮面」「殺人鬼の妖刀」「茨の棘」様々なアーティファクトの怪異が二人を待ちうけるが......。「ナベリウス封印美術館へ、ようこそ」陰謀渦巻く、ミステリアス伝奇――始動――