『暗殺競売』は曽根圭介による日本の小説(ライトノベル)作品。「角川文庫」(KADOKAWA)から発売。
――殺りたい仕事がきっと見つかる。殺し屋.comへようこそ――暗殺仕事専門のオークションサイト「殺し屋.com」。誰でも匿名で殺人を依頼(出品)することができ、誰でも落札したら暗殺仕事でお金を稼ぐことができる。ただし、仕事の失敗は、いかなる理由があっても許されない――。刑事でありながら副業で悪党を狙った暗殺を請け負う佐分利吾郎。認知症の老人に成りすまして「殺し屋.com」のアカウントを乗っ取り、殺し屋となったホームヘルパーの女。暗殺成功率100%で伝説と化した凄腕の殺し屋ジャッカル。そして、ある少女の依頼をきっかけに、暗殺を斡旋するへと肉迫する探偵。金を稼ぐために暗殺仕事に手を染めた「殺し屋」たちは、転がるように窮地に追い込まれてゆく。そして迎える、衝撃の結末とは。日本ホラー小説大賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、史上初の3冠を達成した異才が放つ、一気読み&二度読みたくなること間違いなしの、殺し屋エンタテインメント!「ぞっとするような生々しい暗黒世界へと読者を誘う快作だ」 ――書評家 大森望氏*本書は『殺し屋.com』を改題の上、文庫化したものです