角川文庫

角川文庫(かどかわぶんこ)は、株式会社KADOKAWAが発行している文庫レーベル(角川書店ブランド)。1949年の創刊当時はB6判で刊行され、1950年より現在のA6判となった。角川源義が社長の時代は岩波文庫、新潮文庫に伍する文庫として「文芸路線」を掲げ、夏目漱石、森鴎外、芥川龍之介など近代日本文学のほか『源氏物語』『平家物語』など古典を収め、外国文学でも多くの古典作品を揃えていた。しかし源義の長男・角川春樹の社長就任以後は「大衆路線」へと大きく路線を変更した(#角川商法および角川書店参照)。その後角川春樹が麻薬事件で逮捕され、弟の角川歴彦が後継社長に就任した頃から、大衆路線を維持しながらも、かつて出版していた古典作品の復刊が行われ、若干の古典回帰が図られて現在に至っている。

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