『トワイライト・サーガ』は、栗本薫によるヒロイック・ファンタジー小説。
短編の連作形式によって10作品が発表され、全2巻にまとめられている。作者の別シリーズ『グイン・サーガ』の何千年も後の未来を舞台とした物語であるが、実際に執筆されたのは本シリーズのほうが先であるという。闇王国パロスの美貌の王子ゼフィールと、それに付き従う草原の国トルースの戦士ヴァン・カルスの2人が、ともに流浪の旅を続ける中で出会ったさまざまな怪異を中心として描いた物語であり、『グイン・サーガ』と比較すると極めて魔道色の強い物語となっている。