『海は生きている』は富山和子,大庭賢哉による日本の小説(ライトノベル)作品。「青い鳥文庫」(講談社)から発売。
わたしたちのまわりには、海のおくりものがいっぱいです。魚や海藻、そして塩。「波や潮」という水の力もそうです。石油や、木材、食料は、水の力を借りて、船で運ばれてきます。一方で、津波という、海と人間のたたかいもあります。海の水が雨になり、森や田畑にふりそそぎ、川をとおって海にもどる。この、水のつながりはいのちのつながりでもあります。陸に生きるわたしたちと海との関係を見つめなおす「生きている」シリーズの完結編。*青い鳥文庫収録にあたり、東日本大震災の被害について加筆し、写真やイラストを一新してお届けします。