『なんて素敵な政略結婚』は春井菜緒による日本の小説(ライトノベル)作品。「エタニティ文庫・赤」(アルファポリス)から発売。
社長令嬢の桜は、結婚に夢も理想も抱かず生きてきた。父の決めた相手と政略結婚すると、幼い頃から心得ていたのだ。そして二十四歳になった時、桜は大企業の御曹司のもとへ嫁ぐ。愛はなくても、穏やかな生活を送りたい。そう望んでいた彼女だけど、旦那様は日常生活もままならないほど超無口だった! それでもしばらくは、努めておしとやかに耐え忍ぶ桜。しかし、ついに堪忍袋の緒が切れて――「もう無理! 絶対に喋らせてやるから覚悟しとけよ!!」こうして、コミュニケーションを取るべく奮闘し始めると、旦那様には優しくて饒舌な一面があると発覚!? それどころか、熱く淫らに桜を求めることもあり......。二面性の塊のような彼に、新妻は混乱するばかりで?