『屋根裏部屋の公爵夫人』(やねうらべやのこうしゃくふじん)は、もりによる日本のライトノベル。小説投稿サイト「小説家になろう」にて2017年12月10日から2019年12月29日まで連載された。書籍版は2018年6月から、カドカワBOOKS(KADOKAWA)より刊行されている。イラストは、1巻・2巻はアオイ冬子、3巻はアオイと珠梨やすゆき、4巻以降は甘塩コメコが担当。
伯爵令嬢オパール・ホロウェイは16歳のとき、社交界にデビューして間もなくとある貴族令息に襲われ、未遂には終わったものの「未婚女性にあるまじきふしだらな貴族令嬢」と噂されるようになり、その噂を払拭できないまま3年の歳月を経ていた。既に結婚を諦めていたオパールは、将来祖母の遺領を経営するつもりで勉学に励んでいたが、ある日突然、父のホロウェイ伯爵からヒューバート・マクラウド公爵との結婚を言い渡される。マクラウド公爵家は経営難で多額の借金を抱えており、裕福なホロウェイ伯爵家から資金を借りるべくオパールとの結婚を承諾したと言う。