『車輪の上』は乙武 洋匡による日本の小説(ライトノベル)作品。
主人公の進平は、子どもの頃から車椅子で生活している。大学を卒業したものの、就職が決まらないまま上京し、新宿歌舞伎町のハローワークを訪ねることに。ところがその途上で、ひょんなことからホストと口論になり、ホストクラブで働くことになった。源氏名は「シゲノブ」。シゲノブには、よく見る夢があった。車椅子から立ち上がり、歩き出すことができた瞬間、蛇のような触手が何本も伸びてきて足元に絡みつき、身動きが取れなくなる。物心ついたころから、繰り返し見てきた夢......。客の女性から障害者は席に来るなと言われたり、車椅子ホストは珍しいからとマスコミに取材されたり、「障害者」というレッテルに振り回されながら、ホスト稼業に精を出していた。ホストクラブで働くうちに、歌舞伎町はレッテルをはられた人間たちの坩堝だということに気づく。ホスト、風俗嬢、LGBT......。夢にうなされながら、そんな人たちとの交流や恋愛を通じて、シゲノブは変わっていく。目次より――1 車椅子ホスト2 アヤとリナ3 同伴出勤4 レッテル5 テレビ取材6 ナンバー入り7 卒業
▼ 情報(Information) |
著者 | : | 乙武 洋匡 | 出版 | : | 講談社 | 刊行期間 | : | 2018年10月11日(1巻発売) | ISBN | : | 9784065126578 | 最新刊 | : | 1巻 |
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