『覇者の戦塵1945 硫黄島航空戦線』は谷甲州による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は佐藤道明。「C★NOVELS」(中央公論新社)から発売。
日本軍は本土への戦略爆撃を狙う米軍四百機の撃退に成功した。しかし機動部隊による本土攻撃を阻まれた米軍は、マリアナ諸島を狙う零式艦戦隊をP61〝ブラックウィドウ〟による奇襲で壊滅させた。一方、秋津大佐らの終戦工作は最終段階へ迫る。終戦の鍵を握る蒋介石との面会を図るのだが......。作戦が佳境に向かう最中、厚木基地には飛行機乗りたちが集められる。彼らが搭乗を命じられたのは飛龍と複座に改造された零戦の練習機。P61撃滅の策を授けられた異形の航空隊は、一路、硫黄島へと向かう――!