『魔界都市〈新宿〉』(まかいとし しんじゅく)は、菊地秀行のデビュー作となった小説、またその後の菊地の作品群に登場する架空都市のこと。実在の新宿と区別するために「〈 〉(カッコ)付きの“新宿”」と呼称される。
200X年、新宿は、わずか3秒で崩壊した。それから数十年後の2030年、偉大な政治指導者であり同時に聖人として知られる地球連邦首席・羅摩(らま)こずみを魔道士レヴィー・ラーが呪殺しようとしていた。人類を平和と繁栄に導ける首席は、なくてはならない存在だが、政治的混乱以上にレヴィー・ラーの目的が首席を生贄に地球を魔界と化すことにあると霊能者のライ老師は、見抜いた。