絶対回避のフラグブレイカー

『絶対回避のフラグブレイカー』は友理 潤による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は岩崎 美奈子。「レジェンドノベルス」(講談社)から発売。最新刊は2巻

気がつくと俺は、三年前に妹と揃ってハマったファンタジーホラーアニメ『キープ・キリング』の世界にいた。領主を襲った化け物を討伐するため、森の奥の根城に向かう一員として目覚めた俺――元剣闘士のイルッカは、初回放送であっさり惨殺される冴えない役どころだった。そんなチョイ役で死んでたまるか! この世界では、頭上に漆黒の「死亡フラグ」が現れた者が凄惨な死を迎えるというルールがある。逆に言えば、殺人鬼は死亡フラグの立った人間以外を手にかけることはできないのだ。どうやら仲間で死亡フラグが見えるのは俺だけらしく、幸い俺はこの冒険の結末まで視聴済み、円盤付録の設定資料も熟読しているオタクだ。妹のミカから伝授された「死亡フラグ回避術」をたよりに、冒険のクライマックスまで生き延びてやろうじゃないか――!『絶対に死にたくない冴えないモブ男』VS『絶対に殺したい美少女ヴァンパイア』。設定を逆手に取って突き進む先には、視聴者が見ることのなかった物語の“真相”が待ち受けていた――!?

ダークファンタジーアニメ『キープ・キリング』の世界から帰還した“俺”こと中村翔太。妹・ミカの病も奇跡的に回復し、翔太を追ってこちらの世界に現れたアルメーヌや病院の同僚たちと過ごす平和な日常が訪れた。最近ミカが入院仲間の少年・怜音と一緒にハマっているのは、スマホゲーム版の『キープ・キリング』。気を抜くとすぐに全滅してしまう、かなりの難度の“死にゲー”だ。ゲームが下手な怜音を明るく励ますミカを見つめながら、こんな日々が続けばいいと願っていた翔太だったが――アルメーヌから、アニメの世界で翔太に敗れ、ヴァンパイアとなったクライヴが、復讐のために現実世界へやってきていると告げられる。ミカが“魔王”を名乗るメッセージとともに、ゲーム版『キープ・キリング』の世界へと連れ去られたのは、それからしばらく後のことだった―― 冒険の舞台は、“アニメ”から“スマホRPG”へ! 大事な人を救うため、“全滅フラグ”を回避しながら魔王のもとに向かう翔太たちの行く手を阻むのは、“RPGあるある”とも言える事件の数々。ゲーム知識と機転で危機をかわし、たどり着いた先に待ち受けていたのは、衝撃の真実だった――!

 ▼ 情報(Information)
著者友理 潤
イラスト岩崎 美奈子
出版講談社
レーベルレジェンドノベルス
刊行期間2020年03月09日(1巻発売)
ISBN(1巻)9784065180198
ISBN(2巻)9784065214657
最新刊2巻
 ▼ 言語(Language)
Japanesezettaikaihino furagubureika^
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