『魔女と猟犬』はカミツキレイニーによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はLAM。「ガガガ文庫」(小学館)から発売。最新刊は5巻
使命は、厄災の魔女たちを味方につけること 農園と鍛冶で栄える小国キャンパスフェロー。そこに暮らす人々は貧しくとも心豊かに暮らしていた。だが、その小国に侵略の戦火が迫りつつあった。闘争と魔法の王国アメリアは、女王アメリアの指揮のもと、多くの魔術師を独占し超常の力をもって領土を拡大し続けていたのだ。このままではキャンパスフェローは滅びてしまう。そこで領主のバド・グレースは起死回生の奇策に出る。それは、大陸全土に散らばる凶悪な魔女たちを集め、王国アメリアに対抗するというものだった――。時を同じくして、キャンパスフェローの隣国である騎士の国レーヴェにて“鏡の魔女”が拘束されたとの報せが入る。レーヴェの王を誘惑し、王妃の座に就こうとしていた魔女が婚礼の日にその正体を暴かれ、参列者たちを虐殺したのだという。領主のバドは “鏡の魔女”の身柄を譲り受けるべく、従者たちを引き連れてレーヴェへと旅立つ。その一行の中に、ロロはいた。通称“黒犬”と呼ばれる彼は、ありとあらゆる殺しの技術を叩き込まれ、キャンパスフェローの暗殺者として育てられた少年だった......。まだ誰も見たことのない、壮大かつ凶悪なダークファンタジーがその幕を開ける。
静寂に包まれた“氷の城”で巻き起こる殺戮 “鏡の魔女”テレサリサと共にレーヴェを脱出したロロは、魔力の影響で眠り続けるデリリウムを連れてキャンパスフェローへと戻ってくる。だが、王国アメリアによって陥落された故郷は、流血と破壊に蹂躙され見る影もなかった......。ロロとテレサリサは城下町に作られた隠れ処にて、城から逃げ延びた者たちと合流する。領主バド・グレースの留守を預かる宰相ブラッセリ―と、の副団長であり、ハートランドの妻であるヴィクトリアをはじめとする九十二名の者たち。彼らは隠れ処を捨て、へ向かうことを決断する。そこには、バドが生前に同盟を結んだ雪王ホーリオが治めるがある。きっと助けになってくれるはずとの目算からだった。そして、ロロにはへ行くもうひとつの目的があった。それは、氷の城に住むという“雪の魔女”を味方につけること――。その頃、王国アメリアの王都にあるルーシー教の総本山“ティンクル大聖堂”には、魔術師の最高位を冠する九人の者――“九使徒”が集められていた。衝撃的な展開で刊行と同時に大きな話題を呼んだ本格ダークファンタジー『魔女と猟犬』。その待望の続刊がついに登場。
▼ 情報(Information) |
著者 | : | カミツキレイニー | イラスト | : | LAM | 出版 | : | 小学館 | レーベル | : | ガガガ文庫 | 刊行期間 | : | 2020年10月21日(1巻発売) | ISBN(1巻) | : | 9784094518641 | ISBN(5巻) | : | 9784094531848 | 最新刊 | : | 5巻 |
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