『火の神さまの掃除人ですが、いつの間にか花嫁として溺愛されています』は浅木伊都による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はSNC。「小学館文庫キャラブン!」(小学館)から発売。
追放されて醜い神の溺愛花嫁に!? 物が発する言葉にならない声。小夜は、その声を聞くことができる〈蝶の耳〉という繊細な能力を持っているが、そんなちっぽけな力など、異能を用いて神々を喜ばせ、神々を繋ぎとめる巫の役目を代々果たしてきた石戸家にあっては、何の意味もない。母が亡くなり義母がやってきてからは、小夜は使用人のような扱いを受け、虐げられるようになる。やがて義姉の企みによって石戸家を追放された小夜は、異界に棲む猩々に売り飛ばされてしまう。 猩々の屋敷で裁定を受けていた小夜は、そこで火の神・鬼灯が作った勾玉の声を聞いたことが縁となり、鬼灯の屋敷の掃除を任されることに。 それにしても、小夜には不思議に思うことがあった。醜く恐ろしい神と呼ばれ、呪われた存在として忌み嫌われ、過去六人の花嫁に逃げられたという鬼灯は、「普通の人間であれば、この醜さに目を背けるのに、お前はそうしなかった」と小夜に感謝の言葉を告げる。しかし小夜の目には、鬼灯が強く美しい男神にしか見えないのだ――。 呪われた屋敷に入るための条件として契約花嫁になった掃除人・小夜と、あくまでも花嫁として小夜を扱いたい火の神・鬼灯の、大正溺愛ファンタジー!
太歳界を侵蝕する穢れに小夜が立ち向かう
小夜の伯父である冷泉勇次郎の、神々を滅ぼそうとする企みが明らかとなった。勇次郎がもたらした『穢れの面』の影響で太歳界には穢れが蔓延し、多くの神や精霊たちが苦しむ事態に。火の神・鬼灯は、助けを求めて火蔵御殿へやってくる神々の対応に追われるようになり、彼の疲労を心配する小夜は、形勢を立て直そうと癒やしのための温泉旅行を計画する。
ふたりでやってきた湯治場・桜木は、神気の流れの要でもある土地。さっそく温泉に入ってくつろぐ小夜たちだったが、突然、桜木の土地神である梓の妻を名乗る娘が現れ、梓に会ってほしいとふたりに願う。太歳界でも重要なこの地でさえ、穢れに苦しんでいると知った小夜は、ためらう鬼灯を説得して梓の屋敷を訪問する。
しかし、穢れは桜木だけでなく、もう一つの要である円地をも脅かしていた。どちらかの土地神が斃れるようなことがあれば、神気の流れは確実に滞ってしまう。太歳界の危機に、小夜と鬼灯はどう立ち向かうのか!?
大正溺愛ファンタジー、第四弾!
【編集担当からのおすすめ情報】
話題の大正溺愛ファンタジーです! シリーズ累計100万部突破、大人気シリーズ。コミカライズ(漫画:山田こもも)はやわらかスピリップで大好評連載中!!
▼ 言語(Language) |
Japanese | : | hino kamisamano soujinindesuga, itsunomanika hanayometoshite dekiaisareteimasu |
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