『身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される』は椎名 さえらによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は一花 夜。
王都に住む子爵令嬢・クラリスは、「ファーレンハイトの宝石」とも称される美しい姉と常に比較され、家族に虐げられ、目立たないよう陰で生きてきた。クラリスが十九の歳、「人食い辺境伯」と呼ばれるジークフリート・グーテンベルグの戦果の褒賞として姉の身代わりで嫁ぐことになる。ところが辺境伯ジークは、無口で無表情ながらもクラリスを思いやる、包容力に溢れた魅力的な人物だった。しかし「身代わり花嫁」であることに負い目を感じるクラリスは、なかなかジークへ心を預けられないでいた。そんな折、王都より姉の結婚の知らせが届き、ジークと王都に向かうことになるのだが......。実はクラリスの生家には重大な秘密があり、さらに、ジークと婚姻のいきさつも知っている事実とは違っていて!?不遇の令嬢が辺境の地で最愛の人と幸せになる王道ラブファンタジー!