『狼様の運命の花嫁』は御守いちるによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は白谷ゆう。「マイナビ出版ファン文庫」(マイナビ出版)から発売。
異能を持つ家系に生まれた椿は貧しくも幸せな生活を送っていた。しかし母の死後、父親の再婚によって生活が一変し、椿は義母から下働きのように雑用を押しつけられていた。ある日義母と口論になり屋敷から逃げだした椿は、何かに導かれるように山を歩いていると怪我をした一匹の狼と出会う。彼女は異能を使い治療すると狼は「恩は必ず返す」と言い去っていった。椿が屋敷に戻ると使用人から、神様の末裔である真神家の次期当主の統真から突然、婚姻の申し出がきたと伝えられる。神様には、生まれつき運命の花嫁となる『番』という特別な人間がいて、椿がその『運命の番』だという。番という形で結ばれた椿だったが統真の心に触れ、次第に彼の力になりたいと思うように――。
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