『鬼狩り神社の守り姫』はやしろ 慧による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は白谷 ゆう。「富士見L文庫」(KADOKAWA)から発売。最新刊は2巻
高校生の透子は唯一の味方だった祖母を亡くした。伯母に虐げられ絶望する透子の前に、失踪した母の親族が現れる。「鬼狩り」を生業とする神坂家は透子自身が嫌ってきた「力」を歓迎するという。初めて自分を認められた透子は神坂の神社で暮らすことを決める。 待っていたのは、同い年の少年・千尋や有能な術者・千瑛との共同生活。透子は神坂に生まれながら能力がない千尋の苦悩に触れ、正反対の二人は心を通わせていく。居場所をもらったように感じ始めた透子だが、頻発する行方不明事件をその力で探れと命じられ――。===キャラクター紹介===芦屋透子 高校2年生。「不思議なことばかり言う子」と伯母からは辛く当たられてきた。 唯一自分を守ってくれた祖母を喪い絶望していたところに、神坂家の人間が迎えにやってくる。神坂千尋 高校2年生。一族に生まれながら能力が発現しなかったために思い悩んできた。 屈折した背景をもつが明るく素直な性格で、困っている人は放っておけない。学校でも人気がある。だいふく 透子と千尋が作った猫又の姿をした式神。 人間の言葉をしゃべる。鬼のにおいには敏感。