『「舌」は口ほどにものを言う 漢方薬局てんぐさ堂の事件簿』は塔山 郁による日本の小説(ライトノベル)作品。「宝島社文庫」(宝島社)から発売。
累計15万部突破「薬剤師・毒島花織の名推理」シリーズのスピンオフです! 新宿で50年以上続く漢方薬局には、今日も様々な悩みを抱えた人たちがやってくる。時間つぶしがてら来局したOLの麻美。薬剤師の宇月から問診後、「大麻の取り調べで警察がうろついているから気をつけたほうがいい」と不可解な忠告をされ――。元小学校教師の京子は、長年気に病み続ける事件があった。宇月の推理により京子は安心するが、実は思いもよらない真相があり......。食リポタレントのユリアが味覚を感じなくなった。処方された漢方により改善されたが、体調が悪くなってしまう。父の介護がきっかけで不調を抱える浩一郎。問診に当たった宇月に毒草の話をするが、それは浩一郎が父から受けた衝撃の告白が関係していた――。薬剤師の宇月がお客の体と心の悩みを解き明かし、前向きな気持ちをくれる養生ミステリー!