『ボンクラーズ、ドントクライ』は大樹連司による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は白味噌。「ガガガ文庫」(小学館)から発売。
あの頃の僕らは、恋がどんなものかも知らなかった-。ネットもケータイもまだ馴染みがなかった1999年、とある片田舎の高校。主人公の肇とカントクは、夢だけは大きく「日本の特撮映画を変えること」だが、映画の撮影準備と称して憧れの特撮ヒーローになりきる「ごっこ遊び」に興じてばかりのボンクラ映画研究部。そんな「撮らない」映画研究部に、わけありの美少女が飛び込んできて-。男子ってやつは、バカで、むき出しで、まっすぐで、最低だけど最高だ。誰しもが通り過ぎる、恥ずかしく、苦く、痛々しい青春模様。