『魔法医師の診療記録』は手代木正太郎による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はニリツ。「ガガガ文庫」(小学館)から発売。最新刊は7巻
今はもう忘れられた、魔法医師の物語――。 太古の昔、医術と魔術とは、同一のものであった。今や人類は、かつて魔術と医術とが一つであったことをすっかりと忘れてしまっていた。しかし、この世には未だ医術のみで癒せぬ病が存在する。それは、伝承の中で、吸血鬼、狼男、食人鬼などと語られる化け物の類い、魔術を用いねば癒せぬ病――すなわち〈妖病〉が。故に古代の知恵、魔術と医術とが一体となった知恵を、未だ脈々と伝え続ける者たちがいる。すなわち――〈魔法医師〉が。魔法医師の少女・クリミアは自身が幼い頃に行った魔法医術の影響で、重大な妖病を患った幼なじみのヴィクターを治療するため、共に旅を続けていた。その目的は、ヴィクターの病を治せるだけの力をもった霊石《ガマエ》を集めること。その旅の中で、二人は数多の病人を治療していく。ときに魔法医師を異端と迫害する教会と戦いながら。ときに病人を魔物と称する人々と戦いながら。そして、病そのものと、戦いながら――。『王子降臨』『楽園追放 mission.0』などで活躍中の手代木正太郎が奇妙で流麗な筆致を踊らせた最新作。イラストは、気鋭のイラストレーター・ニリツ!! 【編集担当からのおすすめ情報】 2014年に公開された、大ヒット映画『楽園追放』のノベライズを担当し、オリジナル前日譚を執筆。あの虚淵玄氏をして、アンジェラに同情をさせた、その前日譚『楽園追放 mission.0』も好評発売中です!!著者の第7回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作『王子降臨』(全2巻完結)も要チェック。
ヴィクターを狙う殺戮者たちの影。 ガマエの新たなる真相を求めるべく、ガマエ研究者として著名であるヒルベルト・コッホの元を訪れるクリミアとヴィクター。コッホが起ち上げた様々な発明品を開発し続けるコッホ社は、外部からの侵入者を拒絶する擁する奇妙な島にあった。そしてそこには、想像を絶するほどに規則正しい生活を送る、奇妙な従業員たちがいた。ようやく辿り着いたコッホの居場所。それは厳重に閉ざされた扉の奥であった。コッホはもう50年もの間、そこに籠っているいると言う。途方に暮れつつも目的を果たすべく島に逗留する二人。そんな二人の前に、ヴィクターを「黙示録の悪魔」と称して付け狙う殺戮者たちが現れる。魔法医師を名乗る彼らだが、彼らの駆使する魔法医術はクリミアですら知らぬものであった。《鉄鎚》でも無き者たちが、なぜヴィクターを狙うのか?彼らは、ヴィクターの何を知っているのだろうか?時の流れが乱れる孤島で、ヴィクターの命を巡って凄惨な死闘が幕を開ける。この戦いの「鍵」となるのは誰なのか。その思考の先に、クリミアは新たなる《妖病》の姿を垣間見る。魔法医学の未来を覗く、第5集。
▼ 情報(Information) |
著者 | : | 手代木正太郎 | イラスト | : | ニリツ | 出版 | : | 小学館 | レーベル | : | ガガガ文庫 | 刊行期間 | : | 2015年06月30日(1巻発売) | ISBN(1巻) | : | 9784094515695 | ISBN(7巻) | : | 9784094517217 | 最新刊 | : | 7巻 |
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▼ 言語(Language) |
Japanese | : | medeisandouma^jinoshinryoukiroku |
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